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年男 大いに語る 丑年②

「丑年生まれの人はどんな人?」

 丑年の人の一番の特徴は、その忍耐強さ。一つのことをコツコツと続けてその道を極めます。また、頭でじっくり物事を考え、綿密に計画を立ててから行動する慎重派。そのためスロースターターでマイペースと思われてしまうようです。

 ただ一度何かやると決めたら黙々とその道を進み、誰よりも成果を上げます。周囲に惑わされず、自分のペースを守ることで無駄なエネルギーを使わずに自分の目標に突き進むことができるのです。丑年生まれの人は自分をよく知っている人とも言えます。

「今のリーダーに物モォ~す」

原   勉君(昭和24年6月生まれ)

 本年は60年に一度の「辛丑」(かのとうし)の年です。「丑」は紐に通じ、紐のように結び合い春を待ちつつ耐え忍んでいる様子を表します。まさに「コロナ禍」の現状をさしています。

 感染症克服史の中で日本人は大きな貢献をしてきました。北里柴三郎がペスト菌を、志賀潔が赤痢菌を発見、1980年代には白血病の病態解明からウイルス発見までを日本人のチームだけでやってのけ、エイズ治療薬が生まれ何百万人の命を救いました。

 

 一方で何とも情けないのが新型コロナ感染症に立ち向かうリーダーが不在です。安倍、菅総理を含め何人かの閣僚の顔を見ますが誰が対策のリーダーなのでしょうか。思い出して下さい。何百億円もかけた「アベノマスク」は街で見かける事はなく、もしこのお金が厳しい医療機関への支援に使えればと考えます。

 

 世界保健機構(WHO)が公開している新型コロナに関する論文の国別本数は545本の中国、米国の414本で日本は僅か31本です。日本の基礎研究は著しく弱体化しています。

ウイルスとの闘いに勝つ最大の武器は科学技術です。日本の研究レベルを引き上げるには100兆円の補正予算の一割でも投入して世界を席巻するイノベーションとなる国力の一助とすべきで、そういう意識を持ったリーダーが求められています。

 

 この様な状況下で記憶に残っていると思いますが、大阪の吉村府知事が記者会見で「ウソのような話ですがポピドンヨードを使ったうがい薬でうがいをすることで、コロナの陽性者が減る」と府民に呼びかけをしました。「うがい薬でコロナに打ち勝てる」と断言してしまった。さすがに各方面で炎上してしまい、翌日、知事は「うがい薬は予防薬でも治療薬でもない」と前言を後退させたがその後の話は聞いていない。又、大阪市の松井市長は「雨合羽」を医療防護服の代用品として使用するプランを言い出した。結果として使い物になりませんでした。いったい大阪維新の会の政治家は新型コロナをどこまで甘く見ているのでしょうか。恐ろしいのは彼らの自己評価の高さです。あまりの高さぶりに押されて一般市民がそれを鵜呑みにしてしまっています。これは本当に恐れるべき事として忘れてはいけません。

 

 二人の政治家の親分、橋本徹 弁護士のテレビ番組での発言も見過ごす訳にはいけません。「危険を生じたから逃げるのではなく、そもそも住む場所を変えていく事が必要かな...」「そんなところに住む方が悪い」と言う自己責任論を展開した。元政治家の肩書を持った人間が生放送で垂れ流して良いとは思えません。まさに居酒屋で拍手をもらうレベルの話です。「流されるような家に住む方が悪い」との残酷な断言が人気を集める事を「ポピュリズム」と呼びポピュリズム論客の弁舌は残酷さに徹するほど切れ味を増します。騙されてはいけません。「大阪都構想」も賢明なる大阪府民の良識が覆した。今アメリカでは「トランプ」と言う男が全く同じ事を繰り返しアメリカが伝統的に守ってきたアメリカ型民主主義を滅茶苦茶にしています。

彼らは斬って捨てる対象を遠い場所にいる他人のように思わせるのが得意だと言う事を肝に銘じておきましょう。

 

 最後にデジタル化が叫ばれています、こんな事を考えました。今年は西暦2021年です。皆さんの年を2021から引いてみて下さい。私は2021-72ですと1949になります。私の誕生日は1949年6月13日です。デジタル化とは生まれた年を西暦で表記することから始まるかもしれません。今年も宜しくお願い致します。

(参考文献 日経ビジネス)